残念ながら、答えはほとんどの場合にNoです。毎年数名程度は、家裁調査官・法務技官・地方公務員など心理学を生かした職場に就職しますが、大部分の学生は、一般企業に就職しています。なぜなら、カウンセラーなどの高度な専門職に就くためには、大学院へ進学してより深い知識を学び、少しずつ現場経験を積んでいくことが必須になるからです。ですから、もし将来的にこういった専門的な仕事をしたいならば、大学院への進学を考える必要があります。もちろんその場合でも、学部生時代に心理学コースにおいて学んでおくことは大きなメリットになりますし、受験を視野に入れるなら学部の時に指定されている科目を履修しておく必要があります。